ハオルチアの洞

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映画感想 #6 『私はゴースト』(原題:I Am a Ghost)(2012)

久々の映画感想です。有名配信者のウォッチパーティで観ました。

どんな感じいつもの予告動画でどうぞ。

 

youtu.be

 

 

※以下ネタバレ注意

 

短めの映画で、まず女性が家で生活する描写をじっくり観させられます。

実は彼女は既に亡くなっており幽霊になってしまっているのですが、自覚していません。

そこへ成仏させるために霊媒師のおばさんがやってきて、対話と生活描写ループをしながら成仏を目指すというお話になります。

 

がっかりループ

霊媒師と幽霊はお互い姿が見えないので、幽霊は霊媒師の声だけを頼りに自分が死んでしまったことと、なぜ死んでしまったのかを思い出すことで成仏しようとします。

 

ループものの面白さって、段々と微妙に変わった点から事実が明らかになるとか、隠されていた意味やヒントだったものに視聴者が気づく所だと思うんですよね。

 

一応最終盤では多少の答えあわせのような部分はあるんですが、何度も見させられた映像に全然意味がないのはかなりがっかりさせられました。

 

死因というか犯人も謎解きとしては暗黙の了解を破っている感じ*1で、面白味がないです。

 

テーマの迷走

ミステリーもどきをしょうもないネタでホラーへ変え、ホラーをオチのために成仏とは、死後の世界とは、みたいな話に変え、観終わった後に「一体何の時間だったのか」と虚しさだけが残ります

もしかしたら観る人の宗教観、死生観を揺さぶるのが目的の作品だったのかもしれません・・・

だとするとなおさら繰り返し観させられた生活描写に意味がないことになり不快です。拷問かな?

 

まとめ

幽霊側という視点は珍しいかも

ミステリーという面でもホラーという面でも死生観に一石を投じるという面でも観る価値なし

 

今回から映画については点数をつけようと思います。(過去記事にも加えるかも)

 

『私はゴースト』・・・15点/100点

 

ではまた、

 

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